滅菌紙
医療用具の安全性を確保する滅菌用包装材原紙
医療用具の滅菌用包装材には安全性はもちろん、さまざまな機能が求められます。製紙技術と加工技術を融合させたKJ特殊紙の滅菌紙は、バクテリアバリア性に優れているうえ、撥水性が高く、ヒートシール強度とピール性を両立した包装材原紙です。クリーンピール性に優れたコートタイプも用意しております。
バクテリアバリア性
細菌透過性試験
日本医療機器テクノロジー協会(MTジャパン)による「ディスポーザブル医療用具包装材料自主規格」に規定されている遮菌性試験に合格しています。
孔径
EN 868シリーズに準じた、バクテリアバリア性をもたらす孔径となるように管理しています。
徹底した品質管理
異物管理
欠点検出器での異物管理を徹底して行っております。
検査体制
エアシャワーを備えたクリーンな環境で検品を行っています。
生体適合性と国際規格
生体適合性
ISO 11607-1(最終段階で滅菌される医療機器の包装-第1部)に基づいた生体適合性が確認されています(MEP-Pシリーズ)。
国際規格に基づいた品質基準
ISO 11607-1(最終段階で滅菌される医療機器の包装-第1部)、EN 868シリーズに適合した試験に基づき検査を行っております(MEP-70EX1)。
良好なシール性(接着性)とピール性(はがし易さ)
ノンコート紙 (MEP-P、MEP-EXシリーズなど)
ノンコート紙にもかかわらず、各種フィルムとのシール性に優れ、良好なピール性を実現しています。
コート紙 (MEP-GAシリーズなど)
各種フィルムに対応し、広範囲の温度領域でシール性が安定しており、かつクリーンなピール性を実現しています。
クリアなコートマーキングがシール状況の目視確認を容易にします。
各種滅菌法に適合
下記のように、各シリーズは各種滅菌法に適合しています。
MEP-Pシリーズ、MEP-EXシリーズは撥水性が高く、AC滅菌による紙の劣化や滅菌時のパンクの発生を防ぎます。
ノンコート紙、コート紙とも通気性が良好で、蒸気・ガス透過性に優れています。
製品形態
様々な幅、巻き取り長さに個別対応いたします。