抄紙技術
KJ特殊紙は6台の抄紙機の特徴を生かし、多種多様な特殊紙を各産業分野に供給してきました。創業以来培われてきた多くの抄造技術とノウハウの代表的な例をご紹介いたします。
無機質粉体を紙に抄き込む技術
高い不透明度と高い空隙率を同時に紙に与えているのが、化粧板原紙の製造に用いられている技術です。この技術を利用して、特徴ある粉体を紙に抄き込み、機能面・意匠面で付加価値の高いシートを作ることができます。抄き込む割合、空隙率等は、シートの要求品質にあわせて調整することも可能です。
空隙率の高い紙の抄造技術
調色・色相管理技術
ご要望に応じた色の紙を作り出します。そして、ご指定頂いた色を安定的に維持し管理することが最も重要な技術となります。今まで数万という色のバリエーションを提供させて頂いている実績が、当社の高い技術力を裏付けています。
層間剥離強度の調整ができる抄造技術
主として壁紙裏打紙の製造に使用される技術です。層間剥離強度を調節すると、必要な強度で1枚の紙を2枚の紙にきれいに剥がして分けることができます。強度のレベル、幅等は用途によって調節します。
水浸伸度調整技術
特殊用途に合わせた紙の製造技術
含浸・塗工用原紙
KJ特殊紙では、用途に応じた特徴ある含浸・塗工用原紙を抄造しております。また、別ページでご紹介する加工設備との組み合わせにより、一貫生産体制で効率よく製造することが可能となります。紙は多くの場合、含浸・塗工などの工程を経て製品化されますが、含浸・塗工特性はもとより、最終製品の品質も、この原紙の品質で決まってしまうと言っても過言ではありません。
小ロット生産技術
抄造に関するすべての作業工程を最適化することで、洋紙製造では極端に小さな、300kgロット抄造が可能となりました。趣向の多様化、在庫問題、商品寿命の短サイクル化に対応する技術です。
ここでご紹介致しましたのは、当社技術のほんの一部です。詳細はお気軽にお問い合わせください。